これは全くノーマーク。
「For me and my gal」と同時上映だったからたまたま観たんだけど、すごくよかった！！
戦時中ノリで結婚（よくあったことらしい）したふたり。旦那様のジーン・ケリーが無事戦争から帰ったら、奥様はすっかり心変わりしていた。そこからふたりの離婚ドタバタラブコメディが始まる。
ふたりにあれこれちょっかいを出す奥様家族のキャラが濃すぎ！
辛辣ながらふたりの復縁を望む祖母、超能天気な両親。
特に法律と覗きが趣味の執事が面白くって、彼の登場シーンでは劇場で何度も笑いが起こってました。
そしてこれぞジーン・ケリーなダンスシーンが素晴らしい！
建築現場で子供たちと遊んでたら調子に乗って行き、どんどんアクロバティックになっていくダンス。あまりのすごさに、この人体操でオリンピック出れたな…と思っちゃいました。
「巴里のアメリカ人」でもあったけど、子供と戯れながらのダンスシーンが好き。
躍動感があって観てるだけで楽しくなるジーン・ケリーのダンスは、その楽しさが子供たちにも伝わりやすいんだろうな。
これはどちらかと言うと女性がうっとりしてしまうアステアのダンスと違い、彼ならではの大きな魅力だと思う。
一緒に遊んでた子役たちも、とっても良い笑顔ではしゃいでいて、ほっこり。
このシーン、私の中でのジーン・ケリーダンスランキング5位以内には入ります、すごく好きでした♡︎
ダンスシーンは「雨に唄えば」を始め、数々の名作ミュージカルを作り上げた監督スタンリー・ドーネンも演出で関わっているそう。ジーン・ケリーとのゴールデンコンビの一歩目だと思うと感慨深いです。
ミュージカルだけど突然歌い出さないし、ストーリーもとっても面白いのでみなさんにお勧めしたい作品。
でも残念ながら日本ではソフト化してません…またどこかの劇場でかかればいいなぁ。
【ミュージカル映画特集II】にて
161/2017
私事ですが、今日から夏休み、海外に脱出します٩(ˊᗜˋ*)و
なのでしばらくフィルマはお休みします、帰ったらまたみなさんのレビュー読ませていただきまーす！
