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ちはやふる 上の句のminoriのレビュー・感想・評価

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)
4.7
高校生のとき見たかった青春映画のひとつ。

なんで高校生の時に見なかったんだろうと思ったくらい、キラキラしてて情熱的な映画。

1つのことにみんなで向き合っている姿が本当に眩しかった。

合宿で一生懸命練習するシーンとか、練習室で遅くまで練習するシーンとか、頑張ってる姿に感動。

印象的だったのはスローモーションの演出。
屋上で千早が飛び出してきて、桜の花びらが舞うシーン。かるたを取るシーン。一つ一つの表情や動きが本当に鮮明で、まるで気持ちや考えまで伝わってくる気がした。

ただ競技かるたをする映画じゃなくて、ちゃんと詠の背景がちゃんと語られていたり、それが今にも伝わっているっていう描写があることが本当に良かった。
昔の人が思っていた気持ちは昔の人だけじゃなく、今の現代の人も思う気持ちなんだと。

1000年間その気持ちが受け継がれてきたのは「かるた」というツールだったということ。

そんなことも語っている映画だと感じました。

個人的に3部作の中で1番好きな作品。
机くんの葛藤とそこからの立ち上がりが3部作の中で1番共感して感動した。

この映画に出会えてよかった。
そう思える映画とまた出会えて嬉しい。
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