レッドラム

ちはやふる 上の句のレッドラムのレビュー・感想・評価

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)
3.8
恋愛映画じゃなくて青春映画でした!

今まで見るのを躊躇していた少女マンガの実写化なのですが友達に勧められギリギリ劇場観賞に間に合いました。(原作はまったく知らず)

入ってる客層は、カップル4割、メガネをかけたお兄さん3割、頭が悪そうな女子高生2割、熟練夫婦1割ですね。

やはり上映から日にちが経っていたので席は虫食い状態で左右が空いておりゆったりと見ました。

最初のアニメーションによるタイトルロゴには新しいと思いました。どんな映画もタイトルはドーーン!と出てくるか徐々にタイトルが出てくるばかり見てきたので新鮮さを感じ、広瀬すずに対してはまったくのファンではなく見終わっても特に好きになったわけではないが広瀬すずの顔がアップになるシーンは素直に綺麗でした。

しかし大江さんが役者がまったく顔が可愛くない!
広瀬の引き立て役だと思っておりましたがこれがいい役者であった。
大地が広瀬に対する想いに対して応援する姿や、広瀬との寝ながらの会話のシーンは聖母かと勘違いをする!

肉まんも単なるいじられキャラではなく初心者に対しキチンと教える姿は兄貴肌を出しておりいいキャラです。

そしてメガネ君は個人的にとてもいいキャラをしていた。メガネはクラスでも孤立しており物事を悲観しながら生きてきたのだろう。大地達にカルタ部に入らされた後も卑屈になり塾を優先するのは逃げ道だったのであろう。彼自信の価値としては勉強をし、いい大学に入るという道しか知らないのである。なのに部活動による強制的団体行動は彼のストレスであり、大会でも捨て駒として扱われあのような行動にでたのである。あのキャラクターをあそこまで引き立てたのは少女マンガではなかなか扱えないと思うし、金にならないと思われるのに映画で掘り下げたのは監督に拍手をしたい(キノコももう少し出してあげて(懇願))

大地とキノコの対決はカルタであるのに手を握ってしまう緊張感があり、広瀬のダイビングタックルを見たときはあたしもこんな青春を送りたいと素直に思ってしまった。
レッドラム

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