メキシコからの不法入国を題材にしたもので、最近の米国関連のニュースでは度々出てくるネタだが、本作は約40年前の製作。
ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテルにウォーレン・オーツといった名優達が国境警備員役。
『レニー・ブルース』のストリッパー役の名演が忘れられないヴァレリー・ペリンが、上辺だけ富めるアメリカを象徴するような激しい浪費癖のあるニコルソンの奥さん役。そして、ヒロインのマリア役のメキシコ人女優が美人！
悪漢達の死に様が工夫されていて面白い。特にハーヴェイ・カイテルの最後は、横転したトラックの下敷きになったところをニコルソンがタイヤを撃ってペシャンコにという、ありそうで無かったパターン。
というわけで、ドンパチ・アクションにハッピーエンドも良かったが、題材が題材だけに虚しい気持ちも残った。
