中級クソ映画ハンター

ジュラシック・ジョーズの中級クソ映画ハンターのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ジョーズ(1979年製作の映画)
2.2
吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!
死んでしまったものを利用することだ……‼︎
自分の利益だけの為に利用することだ……
主人公が死んでしまった『博士』を‼︎
てめーだけの都合でッ!
ゆるさねぇッ! あんたは今 再びッ! 視聴者の心を『裏切った』ッ!

ジュラシックジョーズとは、本家ジョーズに憧れた結果、見えないサメの恐怖を演出しようとして失敗した作品である。見えるようになっても怖くないのもポイントだ。なにせ、本編中ではサメと明言していない。怪物、デカい魚と呼び、見た目もサメではない。背鰭もかなり変わっているので、もはやどこにジョーズがかかっているのか不明だ。

終盤以外の見所としては水着の女性がたくさん出るところと、おっぱいが見れるところ。あとは日本人のスズキさんが間違った日本人をしているところ。「死んじまえ! 」と言った直後に「気をつけろよ」と心配する情緒不安定なキャラクターなど、全員どうかしているので、そういった点では楽しめる。

最大の見所は、魚に襲われて内臓破裂した博士が「海に捨てないでくれ」と頼んだのに餌としてC4を括り付けてボートで引きずるクソ外道シーン。ヒロインが「やめて!」と言っているのに、笑顔で「こいつはそういうやつさ」と言って無視するのはサイコパス極まりない。

イカれた人間が見たくなったら、本作の後半20分を再生するといいだろう