どど丼

アクアマンのどど丼のレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
4.5
「マン・オブ・スティール」から5年。DCがついに覚醒しました。

今までのDCEU作品といえば「暗い」「展開が独特すぎる」「単純につまらない」等の理由で酷評され、「ワンダーウーマン」と「ジャスティスリーグ」で少しずつ地位を復活させては来たもののユニバース全体で見ればMCUには数歩及ばない状況でした。が! 今回の「アクアマン」はDCEUを一気に巻き返させる端緒になるのではないでしょうか。

JL鑑賞時は単体作が公開されること自体びっくりで、正直全く期待していなかったし、メンバー中でも凄く地味な印象でした。実写の海中バトルなんて見た事ないし、絶対失敗すると踏んでMCU中心に流れたほど笑。なんせ監督があのSAWの監督、ヒーロー映画なんか撮れるのかと。

正直不安だらけでしたが、世界的な高評価に驚きながら試写へ参戦。フタを開けると、マジで凄かった! ジェームズ・ワン監督最高です!

何と言っても最高のVFX技術。どれだけの時間と労力を使って作られたのかというほど丁寧に作り込まれた海中シーン。 陸のシーンでもめちゃくちゃ上手な使われ方でした。そしてアクションシーンの撮り方が馬鹿みたいに上手くて、大興奮。あまりにも自然なのにいくつも存在するカメラワークにキャストの卓越したアクション演技。生身で戦っていようが海底生物に乗っていようがどこを撮っても上手い、上手い、上手い。久々に興奮させられました。

ストーリー構成は単純でわかりやすく、子供も楽しめる。物足りないと思う人もいるかも。IMAXだからかもしれませんが、ちょっと心臓に悪い演出が多かったのは注意。同ユニバースの他作品との繋がりや示唆する演出、カメオ出演も無いので、一見さんでも楽しめます。DCEUは人を選ぶ作品が多いので、大衆向けに舵を切って正解です。

とにかく面白かった。楽しかった。2時間半の長尺ですが、あっという間。これを機にDCユニバースが盛り上がって欲しいな。「シャザム!」大丈夫かな……
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