ゆめぴりか

アクアマンのゆめぴりかのレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
4.2
公開時にIMAXで1回見てから約9ヶ月ぶりの鑑賞。言わずもがな素晴らしい。正直な話、初見時は一切気にならなかった脚本の行き当たりばったり感は多少感じてしまったもののそれらを吹き飛ばす画面の美しさ、映像的快楽、全体の尺を1時間ほどかと錯覚するテンポの良さ、世界観・ガジェット・クリーチャーのディテールの厨二病感。全てが最高。普遍的な英雄誕生譚でありながらも海と陸という2つの世界を繋ぎ、そして父と母の再会の物語という1本筋が綺麗に通っているストーリーは心地よい。しかしオームが憤りを感じている地上の人類の傲慢さや環境破壊の問題が根本的に解決されているわけではなく、ブラックマンタの見せ場も少なかったためこの辺りが次回作にどう繋がるかが楽しみ。
長くなったが初見時の印象を裏切らず依然として今年のアメコミ映画で一番楽しく、また面白い映画であると思う。
ゆめぴりか

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