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エベレスト3Dのmのネタバレレビュー・内容・結末

エベレスト3D(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

エベレストは、私が初めてタイタニックを観た時の後味と似てる。ジャックとローズのラブストーリーなんてそっちのけで背景の現実が怖かったのが今でも鮮明。避けようが無い災害と人災に翻弄され覚悟を決め行く背景の人々。それが怖くて号泣した。ラブストーリーとかどうでも良かった。…だけど、タイタニックは芸術に昇華してたからこそ感動物になってる。
その点、エベレストは自然の無情さと惨たらしさの方にしっかりとフォーカスを当てた。ベック中心で物語が動いてたらただの感動物語。でも、ロブを中心に物語を動かしていたからこそ突きつけられる惨たらしさ。

ずっと昔に【八甲田山の死の彷徨】読んだけど、本当に雪山は恐ろしいと改めて思い出す。八甲田山も脚色はあるものの実話で、雪山の恐ろしさとリーダーシップの重要さを淡々と無情に知らしめる作品。作中では充分な準備、訓練、連携と『無理をしない』という判断が生死を分けてた。後、人間関係。エベレストもまさにコレ。人間関係微妙で連携イマイチ。無理をさせないという判断が甘かったのも決定打。情に流されちゃダメダメ。時間厳守!体調不良そうな人は襟首捕まえてでも下山させる!ぐらいの気概じゃないと…本当もう…

こんなに恐ろしい事態を目の当たりにしても登山家はそれでも山がある限りは登り続けるんだろうね。


寝る前に観てしまい、全然眠れなくなってしまったから感情整理の為タプタプ感想入力。寝る前に見るには私には強烈過ぎた。
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