ほそはる

エベレスト3Dのほそはるのネタバレレビュー・内容・結末

エベレスト3D(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

96年に実際に起きたエベレストでの、史上最多の遭難事故をベースとした作品。

「極力CGを使わずエベレストをはじめとした高山での撮影を敢行し、圧倒的迫力と大自然のリアルを描き出している」(BS12より)とだけあり、映像の美しさは息をのむほどのものでした。
また、登頂ツアー始まりの、雪山に入るまでの山登りの景色から新鮮でした。

1人を皮切りに、どんどん仲間が命を落としていく現実はとてもつらく、やはり雪山登りなんて絶対にしないな、、と思ってしまうのがわたしのようなど素人。冬は室内でも凍えてるんだぜ🗿
しかし、この登頂目標を持ったプロ登山家たちでさえも、なぜ登るのかを自問自答しながら登っているのかもしれない、ということは分かった…ような気がしました。
結局は素人には分からない、登頂を体験したものにしか分からないものなのでしょうね…。麻薬のような快感もありそう…?(もちろんこれもやったことないから知らないが🙅)
亡くなる時、登頂を果たした人々は絶望だけだったのだろうか?きっとそれだけではなかっただろうという思いと、それをただ祈るばかりの気持ちがわき起こる。
また、何かがずれ始めて取り返しのつかない事態になっていくこと、そしてそれはその場にいる人間の心理によって判断がうまくできなくなってしまうリアルさをとても感じられ、登山事故という事実だけではないものを考えさせられた作品でした。

日本人女性として、エベレスト登頂者2人目となった方について知ることができました。そしてその役者も森尚子さんという日本人だったことは、なんだか嬉しく思います。この方のことは知らなかったのですが、発音がきれいだから「これはもしや…✨」と検索かけちゃいましたね~🙆
1本前に、めちゃくちゃな日本人役を観ちゃったもので…😤😂
ほそはる

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