オーバー・フェンスのらくっぺのレビュー・感想・評価

2016.10.7鑑賞
何も前情報なく見たので、「オーバーフェンス」って何か刑務所の話かと思ったら職業訓練所。

淡々と物語は進んでいくものの、
登場人物がみんな魅力的で
危うさを持って描かれている。

主人公が「普通に生きてきたつもりだけど、妻を壊していたのは自分だ」と気づき、月並みな言葉だけど、自分じゃなく他人のために生きることに気づく物語なんだと思った。

過剰な演出を避け、最後の「オーバーフェンス」もあそこで終わる。
なかなか潔くて好きです。
ほんのり温かい気持ちが残る映画。