SeikoSoga

ヴィオレット ある作家の肖像のSeikoSogaのレビュー・感想・評価

3.9
この作品は好きな人と苦手な人と二極化しそうですね。

私は実話モノが好きってこともあるけど、好きな方です。


このビオレット・ルディックという人は実は知りませんが、ボーボワールとかカニュ、サルトル、という名前は知ってます。

その人たちが一目置く作家だったとか・・

彼女は男が好きなのか女が好きなのかよくわかりませんが、性別とかに囚われない自由な恋愛をする人のようです。
だけど、自分で散々言ってますが醜い方だったみたいで
美人じゃない自分は誰からも愛されずいつも一人ぼっち・・
寂しい人だったみたいです。
確かにこのエマニュエル・ドゥヴォスという女優さん、結構オバサン化した風貌の方・・そのようにこの女優さんも役作りしているんでしょうが、
本当は雰囲気のあるなかなかきれいな女優さんのようなんですけどね。






ビオレットは、好きになる人には好きになってもらえず、すごい冷たい仕打ちを受けます。
それでも追いすがったりかなり生々しい恋愛してますね。

心が痛くなります。。
そんな赤裸々な自分史が売りなかたで、女流作家でかなりエロスな型破り作家だったよですね
そして、文学に精通してる方からパトロンの申し出があったり、
自由に生きてまともに働いたことがなく、
いつも貧乏。
でもなんとかかんとか生きてる。
この人の生き方を尊敬もできないし、
感情移入も難しいけど
ゲイジュツ家という人ってどうしてこうもはっちゃけた人が多いんでしょね~(^-^;
そうじゃないとまたゲイジュツ作品ていうのはできないものなのかもですが・・

普通の感性、普通の生き方だと普通のことしか思い浮かばないものですから、感動するようなものってできないのでしょうね。

それにしても、この映画を観て
無性に文章を読みたくなりました。
最近ゲームに嵌り本を読むことが減ってましたが、また小説なり、読みたくなり息子の本を読み始めてます。
息子の生き方が心配にもなりますが・・
これも仕方がない。。
自分の人生は自分のものだからねw
SeikoSoga

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