ヴィオレット ある作家の肖像の作品情報・感想・評価

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ヴィオレット ある作家の肖像2013年製作の映画)

VIOLETTE

上映日:2015年12月19日

製作国:

上映時間:139分

3.6

あらすじ

ボーヴォワールに才能を見いだされ、作家となるヴィオレット。初めて“性”を書いた女性作家として文学界を揺るがすが、社会には受け入れられない。ボーヴォワールはそんな彼女を支え続けるが…。

「ヴィオレット ある作家の肖像」に投稿された感想・評価

a

aの感想・評価

-
男女関係なく依存しまくりの体質で、
しかもちょっとヒステリック、
息苦しくないのかなと心配になる。
才能があったから良かったけど、1人だと潰れてたかもしれない。
emily

emilyの感想・評価

3.7

1940年後半パリ、実在した女性作家ビオレット・ルデュックの半生を描く。サルトル、カミュ、ジュネなどに大絶賛され「窒息」を出版するも、自身の性生活を赤裸々につづった物語はなかなか受け入れてもらえず、徐々に心を病んでいくヴィオレット。しかし心の毒をそぎ落とし、プロヴァンスの自然の中で「私生児」の執筆を始める・・

 自身の性生活を赤裸々に綴る。それは彼女が生を保つために重要な作業であった。文章を綴る事で自分を保つ。その人格は今でいうメンヘラそのもので、その才能がなければ誰しもが”できることなら関わりたくない人種”であろう。彼女の性生活は男女の垣根がない。それはどちらかと言うと、人と人との距離の測り方が分からず、誰から構わず依存してしまう性格からきてる。自分自身の存在価値を自分の中に見出す事が出来ず、それを相手に求めてしまうがために、多くの物を求めてしまい、またその態度が自分自身をも追いつめてしまう悪循環に苦しまされる事になる。

 ヴィオレットを演じるのはエマニュエル・ドゥヴォス。つけ鼻をしてその妬みと嫉妬をあらわにした表情が絶品の演技を見せてくれる。また彼女の良き理解者でありながら、一定の距離感を保ちながら常に書くことを強いてきたボーヴォワールを演じるサンドリーヌ・キベルランの中立的な立場はそのまま女性の強さと結び付き、才能を認めながら、彼女を良い意味で追いつめなんとか執筆に向かわせていく。ある意味ボーヴォワールの「とにかく書きなさい」と言う励ましはヴィオレットの執筆人生の大きな支えになったに違いない。

 ヴィオレットはボーヴォワールに執拗に近づき、勝手な被害妄想から理解不能な言動に出るが、それでも見捨てる事はない。それはヴィオレットの才能に惚れているからだ。ヴィオレットは彼女を愛しながら憎み、そしてやはりこんなに憎い愛しい人はいないであろう。書くことは生きる事。書くことでしか自分自身を見いだせない。彼女の書く作業は自身と向き合うことだからだ。書くことで平穏を取り戻し、書くことで自分に戻る。そう生まれながらにして作家以外なりえなかった人物である。暗い室内の中ペンが動く。そこから広がる世界観、自身の記憶をたどる旅の中で、言葉が感情が文字に変換されていく。それは苦しい旅である。しかし自分が自分であるために彼女につっては必要な工程であろう。

 自分が自分らしく生きる事。女性が自分らしく生きること。それはたとえ苦しい過程であっても、自分自身に誇れる生き方のはずだ。
miyu

miyuの感想・評価

4.0
かなり、好物な映画でした。。。

実在の人物を描いてあり、主人公を演じているのは、最近、『ふたりの息子』で好演していたエマニュエル ドゥボス。
とても、美人とは言いがたく、常に愛に飢えているオンナをうまく演じてました…

ボーヴォワールを演じるサンドリーヌ キベルランはキリッとした美しさで、実際のボーヴォワールの写真を見てみたら、やはり、知性溢れる美しいヒトでした。。。
違和感なし…

この映画の中の主人公 ヴィオレットは、1907年に私生児として生まれたせいか、有り余る愛を与えられてきた訳じゃない…
そのせいか、常に愛を求めている様なヒリヒリ感を感じる女性…

自分に手を差し伸べたボーヴォワールにも、一方通行な、かなり強い愛を持っていて、それが満たされないと歪んだ嫉妬や憎悪を表現したり…
まっ、所詮 恋愛感情なんて、そんなものかも…

でも、ヴィオレットは自分のココロの中を表現する強い言葉を持っていた…
ボーヴォワールは、その才能を早くに見出し、バックアップして応援するが、簡単に世間に認められず、不遇の時代は続く…

印象的なオリヴィエ グルメ
また、出てます…
フランス映画には、ホントによく見かけます。。。

ワタシがこの映画が好きなのは
ヴィオレットの服装〜
ボーヴォワールの服装〜
ホントに、とてもオサレなんです。。。
この色にこの色を合わせるのは、素敵💓…
なんて思えたりして。。。

自分の出生のマイナーな気持ちは
一生消えないかもしれないけど…
それが作家となると、逆にプラスに生かせる。
自分の言葉を持つヒトは強い〜❣️

また、この時代に女性が性を語るのは、認められていなかったのに…
赤裸々な言葉を綴った『私生児』が評価されたのは、今の性に開放的なおフランスの礎になったのだろうか???
社会が求める「理想の女」と、自身の女性性との乖離に生きづらさを感じる人には絶対に観てほしい。「女とは何か」を考えるための言葉を与えてくれる映画だと思います。
☆☆☆

2015年12月24日 岩波ホール
かれん

かれんの感想・評価

3.0
自己救済のために書かざるを得ない。芸術家のギリギリの精神状況みたいなものが迫ってくる。
地球へ

地球への感想・評価

3.9
パリ文学界に実在した女性作家の半生を描く映画。

主人公は非嫡出子という自身の出自や性を真正面から描いた鮮烈な作品(処女作)を描き上げるも、世の中からは受け入れなかった。
衝撃が大き過ぎたのか、女性が性を語ることに否定的な時代にそぐわなかった(早すぎた)のか?、拒絶された。

そんな彼女を支えたのは、書くことに対する彼女を駆り立てる欲望(自己実現?)と、師匠のような関係の女性作家の存在であった。
師匠は鬼教官のような存在で、「心の全てを書いて吐き出せ」と叱咤激励を止めない。
この唯一無二の指導が功を奏したのか、主人公は書き続ける。
そして誰にも愛されない(師匠にも)気持ちを自分自身にぶつけて書き続ける。
そして集大成としての小説を発表する。

時代が追い付いてくるまでの苦節なのか・・・
観ていてゾクゾクする高揚感が抑えられない映画でした。

名画座にて2本立て(「偉大なるマルグリット」との)、字幕にて鑑賞。
主人公のヴィオレットがまぁゴツい。こっちでいうあき竹城さん。薄幸キャラ全開で始まるんだけど犬も歩けばボーヴォワールに当たり、それがお互いに幸か不幸かっていう出会いでして。

学生の頃にボーヴォワールの第二の性を読まされたことはあったがチンプンカンプン。なんならヴィオレットの方が面白そうなんだがいかんせん無名作家だったみたいだし。

で、冴えない感じが続くももう一本棒が待ち受けてたという(下ネタじゃないよ。一応イケメンだよね、アレ)。その時の彼女のワンピースが奇跡のカワイさだったというねw
やれやれな話さ。
マルタン・プロヴォ監督作品
[ヴィオレット ある作家の肖像]

えっと、こちらもまぁまぁ前の観賞、
ただいま下書きのヤツ、絶賛…
されてないですが、mark中です笑

今作、フランス映画です。
ボクがイメージする、THE フランス映画、
けっこうな淡々っぷりの物語です。

一応、じゃあないんですが、
当然このお話の主人公である、
ヴィオレットの人生を描いていて、
波乱万丈、生まれからして、
人とは違い、山あり谷ありです。

小説家、作家さんなので、
独自の感性や、一般人には解らない、
独特の感覚をお持ちで、
みどころはありますが、
何故だか眠気をさそうヤツでした笑

あ、かと言ってつまらなくはなく、
ボク的なお気に入りポイント、
『映画の中の映画』だったり、
『オシャレな洋服』があったりで、
最後までしっかり観られました。

毎度ながら、映画から知識を得る、
のボクで、ヴィオレットさん、
知りませんでした。
そうした意味でも、観賞した甲斐、
ありました、観て良かったです。

[ヴィオレット ある作家の肖像]

2016 浜松シネマイーラにて観賞しました。
丘

丘の感想・評価

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2016.2.2鑑賞。
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