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グッバイ、サマーのmoonのレビュー・感想・評価

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)
3.8
山なしオチなし映画もミシェルゴンドリーが作ると一味違う。

前半の1時間くらい?
退屈なんだけど、車作って旅に出るとこからテンポよくなるし、不思議なエピソードが続いて面白い。なかなかシュールな笑い結構あったと思う(笑)
ゴンドリー日本が好きらしいから日本ネタちょこちょこ入ってた。(出てるアジア人もちゃんと日本人)

ミシェルゴンドリーの自伝的映画って聞いてたから時代設定古いのかと思ってたけど、スマホが出てきて、あぁ現代なんだって思った。

そして少年少女たち演技上手い。手紙読むときのダニエルとか最後殴られた男の子の気まずいというかちょっと恥ずかしそうな表情リアル感溢れる。

フランスの中学校(生?)自立してて自由な感じなんだなぁ。

中2くらいのあどけなさというか精神的な幼さが残ってるけど、だんだん消えて背伸びしようとする年代の子たちの演出が上手くて14歳ってこんな感じだよねぇって思えた。


ダニエルは勇ましいタイプの男の子ではなくて(女の子と群れる方が居心地良さそうなタイプ)
ゴンドリー あるインタビューで「女性をむやみやたらに脱がして映画を撮るのは好きじゃない」って言ってて好感持ってるんだけど、こういう考えができるのはそういうところ(性格というか性質というか育った環境というか)から来てるのかなって何か感じた。

ラストは監督のセンスを強く感じましたね、、
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