ひと夏の2人だけの思い出という点では
スタンド・バイ・ミーとか
君の名前で僕を呼んでを
彷彿とさせる雰囲気だった。
ただ、その二作のように
誰にでも持ってるような思い出を
ひしひしと思い出させてくれるわけでもなく
芸術的な美しさを魅せてくれるわけでもなく
全体的に何となく退屈に思えてしまった。
それでもラストのカットは良かった。
"個性は髪型とは関係ない
自分の選択や行動で決まるんだ"
というセリフも良い。
退屈だと書いてしまったけれど、
夏に自作の車で冒険する2人の姿は
私にはない、決して戻らない自由を持っていて
キラキラしていて、ただただ羨ましかった。
フランス映画は私には合わないことが多いかも。