宮崎駿監督のジブリアニメ作品を越えてる…
つい先日、この映画の舞台になってる広島県の呉市に旅行していて親近感が湧いた。戦艦やまとのある港も山々に囲まれた街の景色がそのままアニメに映し出されていた。
でも広島を舞台にした映画だとは知らず今日までこの作品に無知だった自分がとっても恥ずかしい。
そんなふうに感じる映画でした…自分史上に残る作品だった。
テーマは戦争映画だけど、その重たさを感じさせない。美談でも無く、お涙ちょうだい演出なんて一切無く、ただ主人公すずちゃんの過ごす日常やすずちゃんの周りにいる人々の暮らしが淡々と描かれている。
絵を描くことが大好きで、家事を一生懸命頑張る健気なすずちゃんの大変だけど幸せな暮らしが日に日に崩れていく。
自分の街は空襲でズタボロにされる、隣の街では何も起きてないけれど次の日には原爆が落とされる。それでも必死に生きる人たち。
空襲のシーンも、ピカドンのシーンも、玉音放送のシーンの描写もリアルでその当時の人が体感したままなんだろうなと思った
すずちゃんの人柄、声、表情も素晴らしい。愛嬌あって人思いで、怒られる時の(> - <)←この顔がキュートなすずちゃんが愛おしい。
すずちゃんの作るご飯が食べたくなった。
