ぽんさく

この世界の片隅にのぽんさくのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
3.5
物語の構成とアニメという形式に対してどうしても火垂るの墓と対比してしまう。
この作品の方が戦争が近づくにつれて、人々の生活がどのように変化していくかという事にスポットが当てられていて、戦時下でも人は誰かを愛したり、絵を描いたり、家が壊れたりする、という内容にはハッとさせられた。「日常」だと思っていた事が「有事」に蝕まれていく恐怖を感じる。

戦争の悲惨さを表象することについて考えさせられた。
ぽんさく

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