「この世界の片隅に、私を見つけてくれてありがとう」
自分の人生だから自分を中心に据えるのは当然なんだけど、自分ではない誰かを中心に据えた時、自分はきっとその誰かの世界ではほんの片隅にいるちっぽけな存在だと思う
それでも見つけてくれて、ありがとう
っていうのを要約したものと捉えている
そう捉えるとすずさんが周作さんに向けたこの言葉はリンさんや哲さん、戦争孤児の女の子へのメッセージとも思うことができるし、他のキャラの心情としても考えることができるから
これは原作や「さらにいくつもの」版を観て思うようになったこと
周作さんはもともとリンさんとの結婚を諦めた結果すずの存在を思い出した
となると、当初はすずさんどころか周作さんだって恋愛感情はないんだよね
それでも周作さんは子どもの頃に一度会っただけのすずさんを探してくれて、見つけてくれた
そこからいろんなものを積み重ねての「ありがとう」は、本当に深い