スプリングツリー

この世界の片隅にのスプリングツリーのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
5.0
素晴らしい作品に出会えた。

戦時中をメインとした話であるが、決して悲痛さ・残酷さ・愚かさを直接的に伝えるのではなく、ただすずという女性の中の1つの風景として戦争が入っているという印象がある。

だからすずは日本は最後の1人まで戦うとも思うし、敗戦時になって急に「戦争って絶対ダメだよね」なんて思うこともない。まさに世界の片隅にいる1人の女性のありのままの気持ちを見ることができる。これが本当に良かった。

こんな素晴らしい作品がクラウドファンディングの力で作れるようになったことに僕は時代の変化に感謝している。(今学生であることが惜しくてたまらない)