冒頭、一言目で泣いた。画面にのんと表示されて、泣いた。
能年ちゃんの声の表情とアニメのイラストの柔らかさと話の内容のコントラストに泣いた。
頭で思考する前に体が感じて、目がもげるくらい泣いた。今まで見た映画の記憶がなくなってもよいから、この感覚を忘れたくないと思った。
戦争は、こんな酷いぞ。グシャン、ドカーンて力業で見せつけられるより、生活とユーモアが寄り添って、隣の誰かの生活を細やかに彩ったり、ぬくみをこさえたり、そんなやりとりをちりばめられて、時間がひかりの速さで、いろんなもんを絡めとりながら進む。かなしくて、かなしくてとてもやりきれない。すずさんがのんちゃんでほんとうによかった。
3回目は一人で噛み締める!