よしずみ

この世界の片隅にのよしずみのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
5.0
当たり前のことにはっと気付かされた作品。
戦時中生きた人は、戦争によって一方的に不幸にされた可哀想な、哀れな人なんかでは決してない。
戦時中の片隅には笑いがあり、恋もあり、生活があり、幸せがあった。
戦時中の生活を生々しく、細かく描いているが故に、より一層戦争の残酷さが際立った。
ただ、この映画は悲しい映画ではない。人と暮らすことの暖かさ、日々の尊さを教えてくれる心に残る映画だった。
よしずみ

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