とみぃ

この世界の片隅にのとみぃのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.5
キネ旬1位ときいて、期待と不安のなか鑑賞。結果、期待以上でした。
日付が少しずつ20年8月6日に近づくにつれ、どうかみんな生きてほしいと願わずにはいられなかった。自分の祖父母の時代の話なので比較的近い時代の話なはずなのに、描かれていたのは現代とはあまりにかけ離れている日常。わかっているようで私は全然わかっていなかったようです。恐ろしすぎる。
でも映画の中で描かれている人々は、みんなその日常を受け入れ、ときに笑い、泣き、生活していたんですよね。戦争映画は軍人さんとかの視点で描かれることが多いように思うけど、この主人公は普通の女の子なので、リアリティーありすぎて心にズサズサ刺さってきました。
戦時中に生きた人たちは、強い。
とみぃ

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