二回目の鑑賞。二回観て正解でした。私の中で、すずさんがもう初対面の人ではなくなって、より自分事として受けとめられた。すずさんや皆の居場所をめちゃくちゃにする戦争が心底嫌になった。それで、普通のなんでもない場面でも泣けてきたりした。自分も含め、戦争を体験していない人にとって、この映画を繰り返し観ることは有益だと思う。
鑑賞後の片渕監督のトーク&サイン会で、監督曰く、すずさんは現代にもおそらく生き続けていて、その暮らしは絵描きになって大成するようなものではなくて、ささやかにつつましやかに生きる暮らしで、夕方になって赤いメガホンを振っているような、普通の暮らしをしているでしょうね。と仰っていて、それがすずさんの居場所なんやなぁとまた泣けてきたのでした。
