手描きタッチの柔らかい画風。ほのぼのとしたファンタジーっぽい冒頭に流れる「悲しくてやりきれない」が正に“胸に沁みる”のは第二次大戦をテーマにした作品だと言うのを知っていたからだろう。
戦争とは直接関係の無い普通の人々の生活が淡々とした展開で描かれ、やがて空襲が日常茶飯事になり……
10年、20年先になっても色褪せ無い、いや、色褪せさせてはいけない珠玉の名作。
エンドロールの後のクラウドファンディングロールで、さり気無く描かれるもう一つのエピソード。
そして、ラストの“右手の”バイバイ。
たまんないな〜。
昔、同じ様な雰囲気の作品が有ったのを思い出したので追記。
邦画アニメでは無いが『風が吹くとき』も、手描きタッチの作画で淡々と核爆弾の怖さを描いていたな〜。