この世界の片隅にの空色猫のレビュー・感想・評価

1940年周辺の1人の女性すずさんの広島や呉市での生活を描いた物語

慎ましいけど、すずさんの人柄が伝わるような丁寧でユーモアもある日常や人間関係を描いていて、それを通して人々の息遣いが聞こえてくるような映画。

戦争中でも、戦後でも、例え現代であってもそれぞれに愛おしかったり苦しかったりする暮らしがある。
だからこそ、それらの多くの人の暮らしが何もわからないまま一瞬で奪われる原爆シーンがとても怖く悲しい。