本当に恐縮なのですが、
双葉さんが自分の母親と大きく重なって見え、
ひたすら泣きました。
小学校高学年の頃、
クラスメイトにいじめられ、
学校に行くのが辛かった時期がありました。
母親は全て知っていながらも「行きなさい」と
だけ言いました。「嫌だ」と言えば、
双葉さん以上に怖く厳しい後が待っていました。
あの頃はひたすら辛かったけれど、
逃げずに立ち向かったからこそ、
今もこうして生きていられてるのかなあと
この映画を見てぼんやり感じました。
寄り添うこと、甘やかしてあげること、
なんでも与えてあげること。
色んな優しさが存在すると思います。
けど、「本当の優しさ」は
後になって少しずつわかってくるもの
なのかな、とも思います。
大切な誰かが辛そうな時は寄り添いたい。
けど、時には双葉さんのような
本当の愛情を注げる人でもありたいな、
とか、考えました。
それと、手話って本当に素敵だなぁって。
こんな便利な世の中だから、
自分の気持ちを伝える方法は沢山あるけれど、
二つの手、指先だけで互いの想いを伝え合う
という行為には、
他に変え難い温かさというか、
柔らかさのようなものを感じました。