うちかわりょう

湯を沸かすほどの熱い愛のうちかわりょうのネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

宮沢りえのキャラクターが本当に無理すぎた。

何かを乗り越えるとか、勝ち負けとか、逃げとか立ち向かうとかってそういうこと?
〜〜しなさい!ってセリフに対して「それができたところで本当に未来がある行為なの?」「なにか重大な失敗が起きるとは考えないの?」「北海道行けってなに?」って何回も思った。
しかもそのセリフを受けたキャラクターはそれに従ってしっかり成功してしまうからまるで感動的な場面に見えなくもなくもなくもなくもないが、ちょっと受け入れられなかった。
北海道行けに関してはマジで意味わからんだろさっき北海道出身じゃないって言ってただろうが話聞いてたんかお前。

あとはなんか実はこうでしたって設定が流石に多すぎるんじゃないかと思った。

もう早く宮沢りえ死んでくれって思ってしまったんだけど
「やっと死んだか!」「いやまだだ!」
「やっと死んだか!」「いやまだだ!」
って感じだった。そのあいだあいだにやっぱり感動的なシーンを挟み込むからすごくイライラした。
「死にたくない、生きたい」って言い出した時は「死ね!!!!!!」って思ったけど次のシーンでお葬式になって良かった。

あとはやっぱり子役。子役を使ってなにか泣けるシーンとか作り出すのって本当に難しいことだと思うんだけど、結果的にこの作品はかなりきっつい場面になっていたと思う。特にあの連れ子の子役のあのしゃぶしゃぶのシーンは演技が上手いが故にイラつき具合がハンパなかった。

ラストのあったかいねぇってセリフがサイコパスっぽくて好きだった。