このレビューはネタバレを含みます
よかったです。泣けるところが山ほどありました。僕も三回くらい泣いたし、劇場で観てた人みんな泣いてた。
問題山積みなのにひとつひとつ丁寧に伏線張って拾って盛り上げて泣かせて、とてもよくできた脚本だと思いました。普遍的でキャッチーで、ただその分プロットそのものがやや古臭いような気も。余命もの自体使い古されてるし、それに対して革新的な物語になるには至らなかったかと。
でも子どもはずるいとしてピラミッドはたまんねーよなぁー。
宮沢りえは本当に素晴らしいけど、使い方が難しいですね。どうしても「いなさ」が出てしまう。何もおかしいところがないのにこんな母親いねえよ!と思ってしまう、存在感ありすぎですね。
杉咲花ちゃんには脱帽しました。すごい!
なぜかCTスキャンのカットが丁寧に入ってたり、あれやこれや変なこだわりを感じるところがあって、中野量太監督結構な変態なのでは?という感じがしていたので、最後の最後はむしろ納得しました。感動するより納得した。
きのこ帝国映画に合っててめっちゃいいでした。