湯を沸かすほどの熱い愛のビンビガのネタバレレビュー・内容・結末

ここでの 愛 は、突き放す愛。
突き放す愛をするにはかなり大きな人間でなければならない。
見ながら理論的には、いやもっと早く言っといてあげろよ、とか、そっとしといてやれよ、みたいに思うところでも、ふたばは強引に押し出して、結果押し出された人々はみな想像を上回る行動をして成長していく。
もともとふたばはそういうタイプの人なのか、死を目の前にした人間のパワーなのか。

理性的には、いやいや…って思うとこでもひたすら泣いた。そして、色んなとこでいやいや…と思っちゃうのは私が甘やかされて育ったからだなあと思った。

脚本はお手本にすべき。散々言われているが伏線回収が上手すぎる。
あとはオダギリジョーのキャスティングが最高だった。この映画はオダギリジョーがいるから重くなっていない。