なんちゅー映画だ。今年1番のクリーンヒット。題材が余命モノ病気モノは、『これ設定からして悲しいやん』的要素が詰まってるから基本苦手なんだけど、そんな自分の偏見、見事覆された。
それはきっとお母ちゃんから家族への、熱い熱い愛がぎっしり詰まってるからなのだろう。
情熱の赤が大好きなお母ちゃん。
みんなにアツアツの愛情を注ぐお母ちゃん。そしてきっと誰よりも愛情を求めていたお母ちゃん。映画が終わる頃には自分もすっかり“お母ちゃん”が大好きになっていた。
絶世の美女の宮沢りえが完全に“お母ちゃん”になっていたのもあっぱれだし、杉咲花ちゃんの異次元の演技にも脱帽。オダジョーの安定のだるそうなかっこよさ。その全てが良かった。
湯を沸かすほどの熱い愛。
ラストで分かるタイトルの意味。
なんかもう、こんな良い映画を作ってくれてありがとう。もはや感謝しかないです。