「死にゆく母が、家族を再生させる。」
このコピーがまさに当てはまる素晴らしい映画でした。
母のおかげで周りの人の人生は良い方へ向かっていくのに、その母だけは…温かくも悲しい物語。
ただ、泣かそう泣かそうの映画でよく泣いてしまう自分ですが、意外と堪えれちゃった感じ。
全てが良い話なんだけど、少し散らかった感じもあり、全エピソードをじっくり観たかった。
あと、映画に関してはリアリティとか無理な設定とかも割と大らかに観られる方だと思うけど、それでもちょっと多過ぎたかな？
「それはさすがに無いだろ」
というシーンが。
窓ガラス割るシーンは「ショートターム」のブリー・ラーソンか、「きっと星のせいじゃない」のナット・ウルフのシーンを参考にしたのかもしれないけど、それならやられる相手をもっと憎く描かないと痛快じゃないし、あの実の母親はちっとも憎めない。むしろ波乱万丈の末ようやく幸せに辿り着いたような笑顔で、応援すらしたくなったのにな。
