MMM

湯を沸かすほどの熱い愛のMMMのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.0
「最期まで、赤かった。」

お母ちゃんが、自分の名前を取り戻すことで、1人の人間に戻る。

そして、生きとし生けるものすべてが唯一代替できない〝死〟と向き合って行く。

生があって、死があるように、
死があって、生は成立する。
死をもって、生は初めて完結する。
ゆえに、いずれ必ずみんな〝死ぬ〟。

それは、お母ちゃんも例外ではないのだった。

お母ちゃんと僕は、考え方が合わないところもあったけれど、

それでも、あのラストにはシビれた。

『湯を沸かすほどの熱い愛』は、確かにこの世に存在したんだから。
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