母なる愛ってどうしてこんなにも偉大なんだろなーーー
空気みたいにそこにいて、無理やり常識を語るわけでもなく、気付いたら優しく見守っていて、時には声を荒げて語りかけてきたと思ったら、見たことのない感情的な表情に驚いたりする。
ちょっとだけ人間離れした包容力と、人間らしい脆さを兼ね揃えたひと。
宮沢りえさんはそんな役を見事に演じ切っていた。
よくテレビでてるなーと思っていた杉咲花も自然な演技すぎてまるでドキュメンタリーだった。オダギリジョーはクソすぎる役どころだったけど何故か憎めない、こんなやついるいる、なちゃらんぽらんな設定がぴったりだった。
この手の家族のものがたりは涙なしでは見れないね。先の展開がわかっていても、やっぱり泣けてきちゃう。24時間テレビ的なお涙ちょうだいな演出があんまりなくて、ほっこりまとめようとしているところが逆に泣けた。
