主人公とかその恋人が病気になって云々のよくあるお涙頂戴の病気モノが大嫌いな私だけど、この映画はそういうのとは全然違った。かなり違う。宮沢りえが運命と逆行して生命力に溢れていて、強い。悲壮感やたそがれ感なんか何処吹く風で愛と情熱を燃やし続ける。
表に出てる色々な事柄が、血管のように裏で繋がってて、全部に意味がちゃんとある、伝えようとしてることがしっかりあって、表現を大事にしてると感じる良い映画だと思いました。手話のシーンとかもう。。
終盤ぼかさず、悲しいシーンだけど、主人公の病院での姿をちゃんと描いたところも堂々としていると思った。あのシーンのあずみの表情は、映画の締め括りに一番必要なものなのでは。
あずみ役の杉咲はなが可愛い！声とか演技からあずみがむちゃくちゃ良い子なのが伝わってきて応援してしまう。
