このレビューはネタバレを含みます
二度目の視聴！最近友達におすすめすることが多い&反響が良いので見返してみた。
タイトルを回収する最後の展開はお見事。
「湯を沸かすほどの熱い愛」
銭湯経営をする母の、血の繋がらない家族でありながら溢れんばかりの愛情と、海のような広い心で、時には厳しく、時には優しく、芯の通った「好きな色は情熱の赤」というセリフが本当によく似合う女性だった。そしてそれを演じる宮沢りえ、さすがすぎた。お母ちゃんのパワフルさと愛らしさは宮沢りえしか考えられないまである。最後病気で痩せ細っていく様はプロとしか言いようのないリアルさの追求だった。
やはり外れないのが杉咲花ですよね。演技がうますぎる…最後の病室でお母ちゃんに泣く姿を見せないでおこうねと妹と約束したにも関わらず涙が溢れ、それを堪えながら母に安心させるセリフをかけるという、ここの演技がとても好きであった…この映画見てから杉咲花のことが大好きになった。
オダギリジョーも愛すべきクソ旦那そのもので愛したし、妹のターンも存在感があって愛らしかった。
手話やカニの伏線回収などもお見事だった。何度見ても良いものはいい！！！
