このレビューはネタバレを含みます
正直私には合わなかったです。
予告の時点では、明るくて真っ直ぐな肝っ玉母ちゃんが家族のために奮闘する、明るくて笑える・だけど泣ける良い映画…を想像していたのですが、はっきり言って期待し過ぎた。
まず主人公のお母さんですが、想像していた”明るくて見ていて気持ちの良いキャラクター”とは違い、ただただ自分の正義を振りかざし、他人に無理やり押し付けているように見えてしまい、なんかめんどくさい人だな…と思ってしまった。
主人公の行動に色々引いちゃって楽しめませんでした。
それに加えて出てくるキャラクター全員が暗い設定を持っていて、それがなんだかわざとらしく感じてダメだった。
ただ、ラストは衝撃的。
正直中盤以降は自分に合わなさ過ぎて、
映画が早く終わらないかばかり考えていたのですが、ラストのあのシーンを見た瞬間、直前までのどこか不穏な（不気味な？）、ん？という引っかかりが全部解けた感覚になった。
これは「家族愛をテーマにした感動作」として見るのは間違っていて、「サイコホラー作品」として見るべきだったんだ…と思いました(※少なくとも私の場合は)。
すると全て合点が行く。
こんな映画は初めてだったので、ある意味印象に残っています。
他の人のレビューを見ていても、人によって色んな感想があって面白いなぁと思いました。
いろんな人の感想が聞きたくなる、語り合いたくなるような作品だと思います。
