情熱の赤!!
監督と役者たちの熱量で感情が揺さぶられるすごい作品だった。言葉で表せないほどの愛に満ちていた。
余命数ヶ月と宣告された双葉(宮沢りえ)は蒸発した夫(オダギリジョー)を連れ戻し、家族が自分で歩いていけるように後押ししていく。その中で残酷な現実や辛いこともあるけど、いつだって双葉は全力でその人に向き合い、大きな愛を注ぐ。
宮沢りえ、杉咲花をはじめとする全員の演技がよかった。このキャストにした監督に拍手。
一般的な感動もの映画と違うのは、役者の演技も相まっての愛の濃さ、熱さかな。久しぶりの邦画だったけど、これは本当に観て良かった。
ただ、ラストシーンはちょっとだけ狂気を感じた…この映画らしさが出ているといったらそうなのだけど、うーん…
ダメ男を演じさせたらピカイチのオダギリジョー。今回も見事なダメ夫だった。でもかっこいい。