ゆめお

湯を沸かすほどの熱い愛のゆめおのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.5
この映画の舞台となった銭湯は、月の湯という文京区にある銭湯で、1番近所にある銭湯でしたし、銭湯が大好きだった私はよくそこに行っていました。
私たちは文京区の銭湯を守っていく活動をちょうどしていた頃で、月の湯もその対象でした。
その銭湯が閉業すると聞いたので、月の湯のご主人に頼んで、開業時間前の月の湯の店内を写真に撮ったりしていました。
私たちの銭湯を守る活動をドキュメンタリーとして追っていた映像監督さんとも知り合ったのですが、その方のご友人が、「湯を沸かすほどの熱い愛」の監督さんでした。
この映画は月の湯の閉業間近に撮られた映画でした。
今となっては閉業してしまい、あんなに趣があった月の湯の跡地は駐車場になってしまっています。
映画として内装が見れて、とても懐かしく満足でした。

そういえば月の湯のご主人は、「昔はよく銭湯が葬儀場になっていた」ともおっしゃっていました。
銭湯は減る一方ですが、遊びに行く感覚でもいいので、行ってみてください。いい文化だと思います。
私はひとりで入る銭湯が好きです。
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