宮沢りえさんの演技力がただただ素晴らしい映画。
宮沢りえさん演じる主人公の双葉の家族愛というか、全てに対しての愛情が凄すごすぎて、もはや神かな?ってレベル。
最もグッと来たシーンは、余命を告げられてから、自分のことよりも周りの人たちばかりを気にかけて生活していた双葉が、終盤に絞り出すようにして言った「死にたくない」というセリフ。
この言葉が、この映画を通しての彼女の心からのセリフだったように感じました。
…だけど、、
だけどですよ、
どうしても私この映画があまり好きになれないんです。
見る前にハードルを上げまくってたってのもあると思いますが、あまりにも周りの環境があれすぎて…
双葉が可哀想すぎるって思ってしまうんですよ。
彼女のおかげで周りは確かに幸せになれたけど、それじゃあ彼女は?
ネタバレになるのであまり書けませんが、後半があまりにもな展開すぎて、正直私はそこらあたりで「うーん」となってしまいました。
確かに映画としてのクオリティは高いのですが、話の展開が私の好みではなかったと言った感じで…
オダギリジョー演じる旦那が最後まで好きになれなかったのも、この映画を好きになれなかった要因かな。
好みは分かれると思いますが、他の方のレビューを見る限り、大多数の方にはハマっている映画なので、感動系が好きな方にはお勧めできる映画だと思います。