俺はバンクシーが好きではなくて、何というか、当たり前に賛否が巻き起こるであろう社会問題をアートとして風刺的に描くことまでは全然許せるのだが、それを素性を隠して行うことにちょっとしたズルさを感じていて、アートは賛辞と批判が両立し、作家自身が傷付いて初めて成り立つものだと思っているので、バンクシーって素性を隠すことによって批判から逃げてない?とずっと思ってました。バンクシーと、匿名であれこれ言ってくる2ちゃんの奴らって何が違うん?とも思っていた。
バンクシーの匿名性に浪漫や神秘を感じてる奴ら、全員頭悪いやろ、と。
しかしそれは私の主観で、少なからず先入観もあると思ったのでこの映画を鑑賞しました。
結果、バンクシーはあまり好きになれず、バンクシーを神格化する奴らが大嫌いになりました。
ドキュメンタリー映画としてはよく出来てた。