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シャザム!のmasakaのレビュー・感想・評価

シャザム!(2019年製作の映画)
3.0
ビリー少年が幼い頃に生き別れた母親を探して三千里してたらスーパーヒーローに選ばれました。

ダサカワならぬダサスゴヒーロー・シャザム爆誕。
DCEUのシリアスで重いオリジンを、なにそれ美味しいの?と言わんばかりにノリだけでヒーローパワーを手に入れて、本編中では何度もダサいと貶され、ヒーロー映画のお約束をくさし、その上随所で話題に登るDCヒーロー達......。
このノリ、なーんか既視感あるなぁと思ったら、アレだ。

まんま、『デッドプール』だ。

監督とか脚本家は絶対影響受けてるだろうと思われる。
笑いどころ満載でコメディとしても良くできてるし、ビリー少年が自分の居場所を見つける成長物語としても良くできてるとは思うのだけど、その割に評価が高くないのは、尺の大半を子供の悪ふざけに費やしててちょっとウンザリする(多分、この辺は男性と女性で意見が変わるかも?かつての悪ガキだった男性はすごく共感しそう)のと、ヴィランが何故そこまでシャザムに拘るのかが分からず、頭が良い大人の筈なのに中身が子供のシャザムと同レベルの戦い方で、「圧倒的に強そう感」がないから。
やっぱり魅力的なヴィランってヒーロー映画では大事。

あと、設定上しょうがない事だし、そのギャップで笑わせにかかってるので当然なんだけど、でもやっぱりザッカリー・リーヴァイが子供の振りをしてるのがイタいんだよねぇ。

ヒーロー映画好きとしては、もうちょっとヒーローとしての成長も見たかったなぁと思ったりもして。

あと、これは完全に余談だけど、ビリーの携帯、変身する時に壊れないのなんでさ(笑)
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