はっしー

シャザム!のはっしーのネタバレレビュー・内容・結末

シャザム!(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪くないがもう一歩!!というのが正直な感想です。

中学生がスーパーパワーを持ってしまった、という物語。イケてない中学生の頃に夢見ていた超絶能力があったら、あ〜して、こ〜して〜という夢を詰め込んだうだつの上がらない中学生の夢物語映画。
やるだろうな〜ってことを色々やってくれて楽しい疑似体験をすることができました。

似たような作品として、ジョシュ・トランク監督の「クロニクル」。うだつの上がらない大学生が偶然手に入れたスーパー能力を色々試したり、動画にあげたり、女にモテようとしたり、まさに童貞思考全開映画。こっちは悲しい、そして考えさせる物語なのでまた違った趣の作品です。めちゃ面白いのでおススメです。

では何が違うのか、それは家族と友情の物語であること。とても丁寧に描かれていたので最後は笑いながら泣いてしまう、そんな映画です。


ではどこがもう一歩なのか、それは敵がショボいのとキャラクターの個性の映像化の弱さ。
・敵の能力がドラゴンボールで、ビィィィードッカンバッチンオンリー。仲間(家族)ならではの攻撃(ワンシーンだけあった)、そして逆に敵は場当たり的であるからこそ負けてしまう、など必然性が欲しかった。さらに造形CGが残念な出来に、、、
もうちょいクリーチャーの造形頑張って!!

・キャラクターの個性の映像化も弱い、、、全員同じ能力では難しくない?というか作っている間に気付かない?子どもの頃の方がキャラ立ってたじゃん!

ん〜もったいない!途中まで丁寧に作られていたので最後まで作り込んで欲しかった!でもでも最初に言った通りそこに目をつぶればハッピーな友情家族です。続編もあるそうなのでそちらに期待!
はっしー

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