ほおづき

白い犬とワルツをのほおづきのレビュー・感想・評価

白い犬とワルツを(1993年製作の映画)
4.5
むかし先生におすすめされて、勘違いして邦画のほうの『白い犬とワルツを』を見てしまって、ぜんぜん面白くなくて感想を言えないでスルーしてしまったという苦い思い出。。。


60年連れ添い、仲の良かった妻を亡くした主人公の前に白い犬が現れるが、娘たちにはその犬が見えていないらしく、父親がおかしくなったと不安を募らせるっていうおはなし。

犬の正体はお察し通りの至ってシンプルな物語。けれど年老いてからもこんな素敵な関係でいられる夫婦っていいなって心から思える作品。
恋愛や結婚生活を男女のパワーゲームかなにかと勘違いしてる人たちは、これ観てパートナーとの付き合い方を見直してみるのもいいと思う。
というより、年老いて振り返ってみて実感するものなのかもしれない。
白い犬が見えるような人生を送れたら素敵だなと思う。

ラストのおじいちゃんのセリフがほんとにいい。
ごめんなさい先生。とてもいい映画でした。




ちなみにその先生に『穴』という映画も勧められたんだけど、いまだにどの『穴』かわからないでいる。。。