琉太

カミーユ・クローデルの琉太のレビュー・感想・評価

カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)
4.0
イザベル・アジャーニとジェラール・ドパルデューの演技のぶつかり合いが迫力ある
ロダンは有名なので知ってましたがカミーユ・クローデルの名前は記憶してましたが女性彫刻家とは知りませんでした
ロダンに見出ださた最初は嫌悪感を見せるも次第に惹かれていき男女の仲へ
自分の作品を製作せずロダンの作品の製作にのめり込む
しかし自分の作品はロダンのコピーと酷評される
あの当時は女性の社会的地位が低かったから余計に扱いが悪かったのだろう
アトリエでのケンカ別れのアジャーニとドバルリューの迫力
兎に角イザベル・アジャーニの怪演が際立つ作品
ロダンを忘れられないのが空しく切ないし自分の作品を破壊する行為には胸が痛んだ
しかしこの作品でのロダンの扱いが片寄っているのではないかと感じた
カミーユの視点からなのでやむを得ないかもしれないけど
精神病院に連れて行かれて30年間退院を家族が認めず亡くなったと言う悲劇
病院では創作活動はしていなかったそうです
琉太

琉太