曰く付きの物件、そこには悍しい過去が隠されていた。恐怖演出は控えめだが、じわじわと忍び寄るリアリティある怖さがある。実は滝藤賢一演じる直人が聞き捨てならない重要なセリフを放っていた。
橋本愛出演作を少しずつ消化しているわけですが、本日はなぜだかJホラーを摂取したくなり本作を鑑賞。
あまりホラーを進んでは観ないんですが、本作は劇場公開時も映画館で観ようかどうか迷っていたほど内容に惹かれていました。
橋本愛演じる久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」と書かれた手紙が届いた実録ホラー専門の小説家“私”はいわくつき物件の調査に乗り出します。
調べれば調べるほど過去の恐ろしい歴史に辿り着いていく彼女たち。
って実はこれ滝藤さんがめちゃくちゃ本作の根幹に関わる重要なセリフをさらっと言ってらっしゃるんですよね。
正直ホラーとしては中途半端だなと思ってしまう内容なんですが、この滝藤さんのセリフと本作の連鎖していく悍しい歴史を紐解いていくと結構他人事に思えなくなるリアルな怖さを感じました。
世の中いわくつきの物件どころかいわくつきでない物件や土地の方が、もしかしたら珍しいのかもしれませんね。
お目当ての橋本愛は大変可愛かったし、大好きな滝藤賢一さんも出番は多くないけど堪能できたし、成田凌もしれーっと出演していました。
竹内結子の語りがなんだかんだ一番怖いのかもしれません。
※2020年自宅鑑賞209本目
