このレビューはネタバレを含みます
電車や自動車の動きをカメラに捉えるときは、それと伴走するんじゃなくて車体を前方からちゃんと撮って欲しいとか、ビル・プルマンが唯一活躍できそうだったシークエンスが結局デンゼル・ワシントンの手柄になってしまって消化不良だとか、言いたいことはいくつもある。
しかし、今回のボスであるところのペドロ・パスカルが、全体を見渡して仲間に指示を送るために灯台の頂上に登って聡明に優位を得ようとするも、結局地上の仲間全員がデンゼル・ワシントンにやられてしまい、突風を直に体で受け止め続けたために精神的にも追い詰められていく様、および最後にデンゼル・ワシントンに殺される時の彼の顔をしっかりと収めていることに好感を持った。