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氷の花火 山口小夜子のsのレビュー・感想・評価

氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)
4.2
プロフェッショナルの映画だった。プロにならなくてはと思った。私は多分、今何のプロ(本気)にもなれていないと思うので
ご本人その周り全員が自分の仕事のプロで、専門家で、当たり前に感動してしまったな 努力をしているのは花形と呼ばれるポジションでも同じであり、その逆にどんな目立たない、クレジットに小さく名前が出る人であろうと、プロなのだ。同じものを作る場所に別の知識を持ち寄ってひとつのものを作る現場、そこで飛び散る火花のような、熱が確かに見えた。

山口小夜子を見ていると20代も30代も人生単位で見たら全然若いやん…となった できることいっぱいあるよ 何かを始めるのに遅いことなんて全然ないよ ぼうっとしてしまいがちだけど忘れてはいけない

カメラマンの方も似たようなことを仰ってましたが、表に出ていた人がその頻度が減ると平気で「もう時代遅れ」とか「古い」とか「干された」とか、そういうレッテルをアウトプットの先にいる人だけに向けられるのはやはりおかしい ものは全員で作っている 後ろに数え切れないほどのプロがいる 同じようにモデルもものを作っている その華やかさだけを賞賛し消費して忘れていくことは、やっぱり人間扱いとは遠い距離にある

誰かのファンをやっているとき、1番お互い幸福になる形って、やっぱりプロフェッショナルとして対峙することな気がします 同じ土俵に別のプロとして一緒になること
仕事の前に見るべき映画すぎた。頑張ります

「ねえ、今、小夜子がいたよ!!!」で飛び跳ねているメイクさんに涙が出た
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