非常に面白かった。各所に散りばめられた旧作オマージュとも言えるセリフの数々。15周年作品ということだが、また大きな画面でデジモン達が動く姿を見ることができ、ただひたすら感動である。(ここまで生きてきてよかった〜、生きてれば良いことあるんだね泣)
当然細かい部分を指摘すれば、言いたいことは山ほどあるが、それを含めても許せる作品への愛があった。人それぞれ感じるものは異なるだろうが、自分はデジモンアドベンチャーが"心の成長"の物語だと思う。悩むことは普通だし、時を経た今だからこそ感じる悩みも当然あるだろう。太一の「昔とは違うんだ」の一言。見えるものが多くなって、あの頃の太一ではいられないかもしれない。それを受け入れられないファンの方々もいるかもしれない。それでも、この作品では子ども達の"心の成長"に重きを置いていると感じたし、作品への愛が感じられた。全6章ということで、これからの章で、物語がどのように進んでいくかが非常に楽しみである。
劇場鑑賞し、デジモンという素晴らしいコンテンツにお金を落とす人が増えることで、このような素晴らしい作品を世に出し続けて欲しい。また、2016年3月には02のブルーレイも発売される。デジモンフィーバーが再び訪れ、より多くの子ども達にこの素晴らしい心の成長物語を堪能できる世の中になれば、と思うばかりである。
名作よ、永遠なれ。
