幼稚園頃や小学生の時にテレビシリーズを観ていた覚えがあります。細かいストーリーなどはあまり覚えていませんが、とにかくデジモン達のかっこよさにハマっていた時期があったのは確かです。
そんなファン度合いの僕ですが、新作ということでとてつもなく楽しみにしていました。
正直に言いますと、デジモンファンだったからこそ最後まである程度高いテンションで観れたと思います。最新の映像技術と作画で観るデジモン達の活躍は観ていて純粋に楽しかったです！オープニングのButter-Flyや進化シーンのbrave heartは懐かしすぎて涙ぐんでしまいました。ファンとして新たなデジモンシリーズ始まったことは素直に喜びました！
しかし、映画の完成度がそれに比例してるかというとそれはまた違います。いくつか不満点があるのでそれを書きます。
まず一つ目は作画です。劇場クオリティに達してないシーンがいくつかありました。人間の動きがところどころ違和感のある部分がありました。せっかくの劇場の大画面で上映されるのにこれでは不満があります。せっかく煙や炎などのエフェクト作画やデジモン同士の戦いは良かったのに勿体無いと思いました。
二つ目は演出(もしくは編集)です。太一が周りに被害が及ぶことにショックを受けるというシーンが序盤あたりにあるのですが、そのシーンが劇中に何度も挟み込まれるという演出がありました。ラストでもオメガモンとアルファモンが対決するシーンがあるんですが、そこでも挟み込まれるんですよ。せっかく戦いで盛り上がりたいのに盛り上がれないですよ！！！
いろいろ文句は出ましたが、観てる間はかなり楽しみました。太一が高校生にまで成長してきた故に今まで見えてなかった部分を考えるようになって苦悩する。今回新たにデジモンをやる上でそういったストーリーにするのは良かったと思います。リアルタイムで観た僕のような多くの観客も同時に大人になっているという点でそういったデジモンの違った面を問いかけるもので新たにデジモンを見せる意味があると思います。今後その点がどのように掘り下げられるのか楽しみです。そんなこと考えなくてもまたデジモンやるってだけでファンは楽しめますけどね！！！逆にファンでなければ観てて退屈に感じてしまいますかもしれません。
デジモンファンにはオススメです！！
