とるとる

セーラー服と機関銃 卒業のとるとるのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)
3.5
試写会で観た。映画自体は正直微妙。カメラが手持ちだらけで映像に酔ってしまった。
しかしそんなことはぶっ飛ぶくらい橋本環奈が凄い。アイドルとして「千年に一人の逸材」と言われてるらしいけど、この映画が公開された後はそんな肩書きは必要なくなると思う。
単なるアイドル映画では決してない。正統派映画女優なみの貫禄。声が低いのがアイドルとしてはイマイチと言われてるらしいが、女優さんとしては逆に良い方向に働いてると思う。
アイドルはこの際やめて、女優、それも映画を中心に活動したら良いんじゃないだろうか。とにかく「只者じゃない感」がハンパない。
そういう意味では、この映画は大成功だと思う。「セーラー服と機関銃」という有名すぎる作品のリメイクという事で彼女のことを知らない人の目にもとまることとなり、そこから「なにこの女優さん?凄いんだけど」と強烈な印象を残すはず。
とにかく映画の内容はオススメ出来ないが、それを承知の上でも観に行くべき映画。
ちなみに試写の前に舞台挨拶があったんだけど、これまた凄かった。可愛さ、透明感、そして17歳(ちょうど誕生日)とは思えないしっかりとしたコメント。どれも完璧。正直こんなに「やられる」とは思ってなかった。完敗です
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