福福吉吉

喰らう家の福福吉吉のレビュー・感想・評価

喰らう家(2015年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
息子のボビーを交通事故で亡くしたアニーとポールは田舎町の一軒家に引っ越した。何かの気配を感じたアニーはボビーの霊だと信じるが、その家は過去に元葬儀屋のダクマーが住んでいたいわく付き物件だった。

◆感想◆
ストーリーの軸は引っ越した家がいわくつきだったというシンプルなものとなっており、それにアニーのボビーへの想いやその家に関する町住民たちの思惑などを絡めることでストーリーに変化を持たしていました。

妻のアニーは霊などを信じるが、夫のポールは全く信じないことから、家の中で物音がしたり、気配を感じたりすることはアニーが担当し、それをポールがなかなか信じないという役割分担になっていて、オカルトホラーとして話が進んでいきます。アニーの友達に霊媒師がいるのも隙の無いオカルト展開で面白かったです。

しかし、ストーリーが進行し、そのなにかが本格的に動き出すと人を血しぶきを飛ばしながら抹殺していくスプラッター描写が頻発するようになり、ホラー演出としてなかなか楽しいものになっていました。飛び散る血しぶきが室内を覆っていく姿は家が血を喰らっているようで良かったです。

あくまでB級の域を出ない作品ですが、見どころがあってなかなか面白かったと思います。

鑑賞日:2024年1月19日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
福福吉吉

福福吉吉